2026-09-06

400か所になっても破綻しない棚番の付け方

印刷ラベルが貼られた小物部品用のケース
写真: Gilgen Logistics AG · CC BY-SA 4.0

ほとんどの倉庫は、箱1、箱2、箱3のような単純な方法で始まります。最初の一か月はそれで問題ありません。そのうちラックが増え、通路が増え、誰かが「箱47はどこ?」と聞くと、長い沈黙が返ってくるようになります。棚番が数百か所に達するころには、拡張を考えていない命名方式は、ピッキングや梱包、入荷を担当する全員に毎日課される税金のようなものになります。

幸い、これを直すのに新しい棚も大掛かりなプロジェクトも必要ありません。必要なのは、経緯ではなく場所を表す命名ルールです。

連番が破綻する理由

連番(棚番1から400まで)は、設置した順番どおりなので最初は簡単に感じます。問題は、それが棚番の実際の場所について何も表していないことです。212番は213番の隣かもしれないし、追加した時期によっては建物の反対側かもしれません。新人は番号から場所を推測できません。番号が物理的なレイアウトと対応していないので、ピッキングリストを見て倉庫内の動線を頭の中で組み立てることも誰にもできません。

さらに、何かを並べ替えた瞬間に破綻します。通路の途中にラックを追加すれば、その先をすべて振り直すか、理由を誰も覚えていない不格好な欠番をつくるかのどちらかです。半年後、212番と213番の間に挟まった「212B」を見つけた人は、なぜ単に213番ではないのか見当もつきません。

場所を表す方式

ほぼすべての倉庫が最終的にたどり着くのは、通路・ラック・段・位置の何らかの形です。調べなくても、読むだけで棚番の場所がわかるコードです。

  • 通路:物理的な通路ごとに文字か数字(A、B、C、または01、02、03)。
  • ラックまたは間口:その通路の何番目のラックか。常に同じ向きで番号を振ります(例:通路に向かって常に左から右)。
  • 段またはレベル:縦の位置。下から上か上から下のどちらかで番号を振るのが一般的です。どちらかに決めて統一しましょう。
  • 位置:一つの段に複数のケースが横に並ぶなら、左から右の位置を表す最後の文字か数字。

つまり A-03-02-C という棚番は、慣れた従業員に「通路A、3番目のラック、2段目、位置C」と伝えます。覚える必要はありません。入って一週間の人でもまっすぐ向かえますし、倉庫を一度も見たことがない人でも、1,842番の棚番を探す人より早く見つけられます。

これでピッキングリストも本当に役立つものになります。リストがロケーション順に並び、棚番の名前が物理的なレイアウトを反映していれば、作業者は地理とは無関係な番号順にジグザグに歩くのではなく、建物の中を筋の通った順路で進めます。

拡張の余地を残す

棚番の命名で最大の失敗は形式ではありません。間を空けないことです。段を1、2、3、4と隙間なく振ると、上の段をすべて付け直さない限り、新しい段を差し込めません。代わりに10、20、30、40のように間隔を空けて振りましょう。最初の二つの間に段を追加しても、それが15になるだけで、他は何も変わりません。

通路やラックにも同じ考え方が当てはまります。今は通路が六本でも、レイアウト変更で建物の真ん中に七本目が加わることはないと決めつけないでください。文字や数字に空きを残しておくのは今なら無料で、後で全面的にラベルを貼り直す手間を省けます。

予備置き場や一時置き場の名前の付け方も早めに決めておきましょう。入荷の仮置きエリア、返品用カート、いつもの棚番に収まらないパレットなどです。命名パターンがないと、それらは見えなくなります。付けるべき名前が思い浮かばないので誰も記録せず、その隙間で在庫が静かに管理から漏れていきます。

データベース向けだけでなく、人が読める形に

表計算ソフトでは賢くても、口に出すと使い物にならない方式をつくりたくなるものです。倉庫の向こうにいる同僚に、つづりを言わずに棚番を伝えられないなら、複雑すぎます。パターンは短く、区切り文字は統一し(常にハイフン、常に同じ桁数)、読み上げやスキャンで混同しやすい文字は避けましょう。英字のOと数字の0、Iと1を一緒に使わないことです。

スキャン用のラベルを印刷するなら、なおさら重要です。バーコードのスキャンで曖昧さはなくなりますが、スキャンする前に正しい棚番の前に立っていることを確かめるには、やはり人がラベルを読む必要があります。

ソフトウェアで楽になるところ

一貫した命名方式は、紙や表計算ソフトで計画できます。多くの小さな倉庫はしばらくその方法で運営しています。難しくなるのは、棚番が埋まり、空き、分割され、増えていく中で正確さを保つこと、そして現場の全員が三週間前の印刷物ではなく同じロケーション情報を見ている状態を保つことです。

Bins-USAはまさにそのためにあります。実際の在庫数と結び付いた棚番、正しい場所にいることを確かめるスキャン、そして適当な並び順ではなく実際のレイアウトに沿ったピッキングリスト。命名方式を設計するのはあくまであなたです。アプリは、古くなるホワイトボードの代わりに、その方式が守られ最新の状態に保たれるようにするだけです。

まずは命名を正しく決めましょう。必要なら紙の上で構いません。スキャンも棚卸もピッキングの順路も、棚番そのものが筋の通ったものになって初めて、うまく機能します。

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